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大学を休んでいる間、サボらないための日記

爪を塗る

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 マニキュアを塗るのが好きだ。

 

 実のところ、日常生活で自分を女だと思うことがあまりない。なんとなく、少年のようだと思って過ごしている。しかし、ドラッグストアに寄ったとき、使いもしないマニキュアを買い集めている自分を発見すると、私にもそんな一面があったのね、と思う。

 照れくさいとか、そういう話ではない。自分が自認しているジェンダーの話である。

 

 日頃私は男でも女でもない、中性的な気分で暮らしている。好みの男性にときめく事もあるが、好みの女性を見つけてドキドキする時も、もちろんある。そんな自分は一体なんなのだろーと考えるが、私は私だよ、という結論にしかならない。当たり前だが。

 

 近代は二元論の時代だった。これからはその領域がなくなり溶け合っていく。そう落合陽一が言っていた。彼の発言を信じる信じないはおいておいて、周りを見て自分の頭で考えてみると、確かにそう変わりつつあるなあ、と感じる。変化の時代だ。境目がなくなり、あらゆるジャンルが溶け合っていく。性別も例外ではないだろう。

 

 その変化についていけなかったり、変化を許せない人ももちろんいる。年上の人と話していて、セクハラとしか思えない価値観にうわあと思うときもある。所詮他人なので、そういう人にやいやい言いはしない。だが、自分は、男なのに爪を塗るなんてと言う大人にはならないぞと決意を新たにした。