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大学を休んでいる間、サボらないための日記

強い言葉

 強い言葉、というものがあると思っている。

 それは例えば、愛。だとか、信念、だとか。助ける、守る。うーん、他には、「絶対幸せにするよ」とか、「君は俺が守る」とか。なんだか少女漫画や少年漫画みたいになってきた。

 

 強い言葉、というのは、概念に近いのかなと思う。概念に近い=より純粋である。つまり、混じり気のない言葉。

 強い言葉は耳障りがいい。また、人目を引きやすい。さらに、意識に残りやすい。だから漫画などで多用されるのだろうし、SNSや広告でも使われることが多いのだろう。

 

 強い言葉の効能を分かって使うのなら構わない。が、これらの言葉を恥ずかしげもなく口にする人種がいるのも確かだ。「愛してる」とかね。そんな簡単に愛という言葉を使うんじゃないよと思ってしまう。コミュニケーションを楽にするために強い言葉を多用するのは、風邪が治らないからといって色んな薬を飲みまくるのに似ている(薬の重服は控えましょう)。一種の麻薬のようなものだと思う。

 

 SNSに流れる広告を見ていると、ただの風邪にタミフルを投入するような強烈なものが多くて参ってしまった。そうしないと人目を引けないというのもあるのだろう。しかし、私は、平易な言葉で語られる愛に気が付ける人でありたいと思うのだった。