休学中ですブログ

大学を休んでいる間、サボらないための日記

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ただの日記を大げさに書いてみる・その二

二日目。海を見、展覧会に行き、展覧会に行き、東京駅を駆ける。 友人宅の最寄駅に着いた時、うっすらと潮の匂いを感じた。そう、ここは海が近いのだ。ということで、翌朝友人と別れ、私は海に向かった。海はいい。千葉の海は汚なかったが、堤防沿いに歩くこ…

映画・愛がなんだを観た

愛がなんだを観ました。この映画を知ったきっかけは、彼氏と同棲している知り合いが、観たらズタボロにされそうと言っていたからだった。どないやねんと思っていたが、結果、心に棘がグサグサと刺さる作品だった。 上映中何回も、やめたげて~それあかんやつ…

ただの日記を大げさに書いてみる。その一

四月某日。久しぶりに東京に赴く。行きの夜行バスが二時間遅れた。その原因が、高速道路で死体が見つかったからだという。なんともサスペンシブな(そんな英単語は存在しない)幕開けである。 一日目。人に会い、人に会い、猫に会い、人に会う。 銀座のギャ…

発言バイアス

人と会話する時に、彼/彼女がどの言葉に反応するかで、コンプレックスが分かるという説がある。以前はこのことを頭で分かっていて、しかし実感はしていなかった。ところが自分が歳をとるにつれ、年下の成人と話す機会が増えたためか、身に沁みて感じるように…

はしのした

高架下という空間が好きだ。 京都には高架下のお店があまりないが、大阪にはたくさんある。千里や梅田周辺は特に多い。今日は大阪での用事が予想外に早く済んだので、意気揚々と高架下にある喫茶店に行ってみた。 ところで、自分があるものを好きである、そ…

本当のことは信じてもらえない

人の話を聞くのが好きだ。自分の頭で考えて生きてきた人の話を聞くのは、もっと好きだ。 だけどなぜだろう。真剣に話を聞こうとすればするほど、頭の中で別の声がする。別の映像が流れ、全然関係ないことを考えている自分がいる。奇妙なたとえだが、本当に脳…

塀と言葉

運命論者ではないが、時折、できすぎた偶然に遭遇することがある。 気分を変えるために、いつもと違う散歩道を通っていた。途中で、古い本屋さんを見つけた。私が子供の頃からある本屋だが、久しく通っていなかったので存在を忘れていたのだ。本のセレクトが…

肩の上の小さい自分

昔から文章をよく書く方だった。日記やら妄想やら漫画やら、安いノートに書きためて、親に見つからないように机の奥底に隠していた。 時々それらを見返す。すると、恥ずかしさで死にそうになる(実際にいくつかは処分した。完全に黒歴史だ)。 誰かのエッセ…

無題3

ファッション雑誌や単体のモデルにフォーカスした本を読むのが好きだ。モデルさんは美しい。私は美しいものが好きだ。だからモデルさんが好きだ、という三段論法を駆使している。 ところで、昔から気になって仕方がないポージングがある。それが、上のポーズ…

桜の木の下で

天気が良かったので、近所の公園で昼寝をしていた。 そう人に言うと、大体笑われる。「猫みたいやな」とも言われる。 確かに初めは抵抗があったが、実際にやってみるとこれほど気持ちいいことはない。夏に御所で寝ていた時は、さすがに通りすがりの人に熱中…

横に座ってくれたひと

久しぶりに重松清の『きよしこ』を読んでいた。この本は、私にとってある種のトラウマだ。とても好きな作品であることは間違いない。しかし、読んでいると昔の記憶が次々と蘇り、辛くなって泣いてしまう。初めて読んだ小六の時から何一つ成長していない。同…

瞬発力、そのスピード

今日は、とあるトークイベントに参加してきた。その案内は、メールにて2日前に送られてきた。 内心では、連絡遅すぎるやろ!と突っ込んでいた。集客の意気込みが感じられない。しかし、お世話になった団体が主催するイベントであり、内容にも興味を惹かれた…

無題2

ある人に、「やるしかないよ、しんどいけどね」と言ってしまい、後悔している。 そういう強い言葉は、自分を励ますために使うのであって、無闇に他人に言い放つものではない。強い言葉は、効き目も強いから。人によっては静かに傷ついてしまうから。 今回の…

これを書きながらフレディの背中が浮かんだ

先日、年齢や性別で人を判断している自分に気がつき、少し落ち込んだ。というのは、私は常々フラットな人間でありたいと願っているからだ。しかし、ある社会の中で生まれ育った以上、思考の偏りからは逃れられない。そもそも、そのような人物はにんげんらし…

共通語と思い込んでいるもの

先日友人と話していて、「さばけた」という表現が伝わらなかった。 正直なところ、自分と同じ大学の人は、同じ程度のリテラシーがあると思っていたので驚きだった(傲慢な考えかもしれないが…)。 と、同時に、私は日頃から文語体や若い人が使わない言葉で話…

映画・道草を観た

存在も知らなかった映画を人に教えてもらった。 あたたかい音楽。 一筋縄ではいかないケアの実態。 嬉しい時の笑顔、混乱した時の唸り声。 「彼らの存在に何か意味があるんじゃないか」と言うエリート街道を歩んできた介護者。 意味があっても、意味がなくて…

折り返し(セーブポイント)

さて休学して半年経った。 もう半分かという気持ちと、まだ半分もあるという安心感が両方ある。この半年間はカウンセリングに行ったり、いろいろな場所に飛んでいったり、今までの人生で一番自分に向き合い、そして自分の意思で行動を起こせた時期だった。だ…