休学中ですブログ

大学を休んでいる間、サボらないための日記

錯覚とうにょうにょ

久しぶりに昔の集まりに顔を出したら、カップルがたくさんできていて驚いた。

なんというか、恋愛は脳のバグ派なので、バグりまくってるじゃんという印象である。話を聞いて、寂しい人や拗らせている同士がくっついたんだなあという感想を抱く。不甲斐ない自分が誰かに受け入れられているという感覚はとても甘く優しくグズグズと心身に染みるものな上に、いよいよ肌寒くなってくる季節ということもあり、宜なるかな、という感じである。しかしこんなことを言うから先輩後輩から好かれないのだとも思う。まあそれはいい。

 

一人で寂しい同志が、二人になったって寂しくなくなるわけではない。私は茨木のり子の詩が好きなのだけれど、彼女の作品の中に、一人でいる時 一番賑やかなヤツで あってくれ、という一節がある(『一人は賑やか』)。よく分かる。結局寂しさを紛らわせようと他人にすがっても、根本的なところは解決しない。だからと言って別に、全ての知り合いに一人で立てというつもりはないし、一生他人にすがって生きられるほどの図々しさがあるのならそれはそれでいいのだろう。ただ、私は一人でも賑やかな人が好きだし、そういう人と仲良くなれたらそれでいいじゃんと思うのである。

 

(この文章は、酔ってうにょうにょとなりながら、帰りの近鉄線の中で書かれた)