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大学を休んでいる間、サボらないための日記

ただの日記を大げさに書いてみる・その二

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 二日目。海を見、展覧会に行き、展覧会に行き、東京駅を駆ける。

 

 友人宅の最寄駅に着いた時、うっすらと潮の匂いを感じた。そう、ここは海が近いのだ。ということで、翌朝友人と別れ、私は海に向かった。海はいい。千葉の海は汚なかったが、堤防沿いに歩くことができて大変満足した。昔から無性に海が好きなので、波を眺めるだけでもワクワクする。

 

 その後、JRに乗り、昨日行きそびれた佐藤オオキの展示に赴く。詳細は伏せるが、脳を無理やり動かされる感じがクセになる展示だった。派手ではないが、何かの折にふと思い出す初恋の人のような(何を言ってるんだか)。本当に隅々まで気配りが行き届いていて、準備に三年かかったというのに頷く。いいデザインに触れた時の充実感は、良いサービスを受けた時の感動に似ている。その満足感たるや、とサントリー美術館を後にする。

 

 また、私は21_21design sightが大好きなのだが、そこでも新しい展示をやっていたので立ち寄った。こちらも脳みそを揺さぶられる展示で、前情報が一切ない状態だったが大変良かった。ポプテピピックとボブネミミッミの関係というか、佐藤オオキの展示が銀座のお寿司だとしたら、こちらの展示はテキサスで食べるカリフォルニアロールのような、いろいろ盛り込みすぎてお腹いっぱいというか(本当に何を言ってるんだか)。ディスっているのではなく、たったの800円でこれだけ満足させてもらってありがとうございます。とても良かったです。

 

 旅行の前準備が苦手すぎて、帰りの新幹線のチケットを用意しないまま東京に来てしまった。GWの入りなので、確実に東京駅が混んでいる。と言うわけで、早めに観光を切り上げて、東京駅に舞い戻った。人混みの間をすり抜けて、無事チケットを入手する。

 

 最近は関東に出るのにもっぱら夜行バスを使っていたので、そうか、新幹線だとこんなに近いのね……としみじみ思う。だけど、私は深夜に立ち寄るサービスエリアの感傷が大好きなのだ。なので、またこんな弾丸旅行をしよう、と思いつつ、爆睡しながら帰路についた。

 

おわり