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大学を休んでいる間、サボらないための日記

真面目な文なので絵で和らげる回

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 気づいた頃には、完璧でなくてはいけない、人に弱みを見せたら嫌われるという思い込みに支配されていた。

 いや、原因はよくわかっている。最もたるそれは、幼い頃から親が家にいる時間が短く、困った時は一人でなんとかしなくてはいけなかったからだ。その結果、確かに自主性ある人間に育ったが、同時に、人に助けを求められない厄介な人間にもなった。

 

 高校の時が一番ひどかった。思春期という面倒くささも合わさり、相当な堅物だった。自分の考えが一番正しくて、人の意見を聞き入れられなかった。それは自尊心の低さの裏返しでもあったが、その頃を思うと今はだいぶ丸くなったと思う。

 

 人に自分の弱みを見せたくないというプライドの高さ、あるいは虚栄心は諸刃の剣だ。耐えられるところまでは辛抱強く耐えるが、閾値を超えるとポッキリと折れて再起不能になってしまう。また、多少弱い部分を公開した方が、人に好かれることが多い。それを体で学んでからは、ある程度、自分のできなさを口にできるようになった。コンプレックスを他人に伝えるのに完全に抵抗が消えたわけではないが、そこのプライドはほとんど瓦解した。それで良いのだ。

 

 届かない理想として完璧主義を掲げるのはいいと思う。それは向上心なので。しかし、完璧主義を体現すると、これは人に迷惑をかけるので、まあ、自分の困った性格とはゆるく付き合っていきたいとしみじみ思う今日この頃です。