休学中ですブログ

大学を休んでいる間、サボらないための日記

グルーガンとやけど

 久しぶりに、超短時間で手を動かしてものを作った。

 地球のためにとか誰のためになど考えずに、一心不乱に手を動かす。できたものは、予想外に褒めてもらえた。

 嬉しかった。

 

 結局、私のもの作り好きは、こういうシンプルな感情から始まってるんだよなと思う。ありのままでは取り柄も自信もない自分だけれど、この頭と手から生み出されたものは誰かに褒めてもらえる。それが嬉しかったのだし、ものづくりをする人の根底には寂しさがある、とは、こういうことだと思う。

 

 一心不乱に作っている最中に、グルーガンでやけどをした。カッターで親指を切る、に並ぶ初心者レベルの怪我に、思いがけず楽しい気持ちになった。世の中ではデータ上のものづくりが増えているけれど、身体感覚を伴うものづくりを、私はやはり欲している。それは、こう言うと大げさだが、自分が生きていると感じられるからだ。そういう意味ではリストカットに似ている。ベニヤ板のささくれが刺さったり、ヤスリで指の先まで削ったり、シンナーでハイになりながら塗装をしたり、それこそがものづくりの本質であり、生きている実感ではないだろうか?と感じた。つまり、自分の命を削りながらものを作る、と言う行為が。

 

 周囲に褒められようが貶されようがあるいは無関心だろうが、私は自分が作りたいと感じたものを作り続けるのだろうなと、業を感じた土曜日だった。