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大学を休んでいる間、サボらないための日記

信仰心はどこから?

 正月なので神社にお参りに行き、おみくじを引きました。それが結構当たっていて、かつ心に刺さったので記録しておく。余談だが、新年のお酒を売っていたバイトの子達が「売り切れました〜」と喜んでいる瞬間を見れたのでほっこりした。

 

おみくじには歌が書かれている(あれってなんでなんだろうね?)その歌の意味が、

 

 自分の心が曇っていては、不愉快であるばかりではなく物事を正しく理解することができません。誤解や間違いは不幸の元となりますから、いつも心の鏡を磨きましょう。

 

というものだった。

 

 思春期はスレていたので、占いというものを信じていなかった。「そんな根拠のないものを信じるなんてアホやん」と思っていた。今では成長したので、信じるようになった(退化かもしれないが…)。理由は多々あるが、一番のきっかけは、アルケミストという小説を読んだことだと思っている。新潮文庫夏の100冊によく乗っているあの本です。説教くさい本が苦手な人にはオススメしないが、私は割と楽しく読めた。

 そこには、細かい文脈は忘れたが、「全ては前兆です」というフレーズが出てくる。私はそれに、いたく心惹かれたのだった。身の回りで起こることには全て意味がある。村上春樹1Q84で書いていた。小説に拳銃が出てきたら、それは打たれなければならない。そんなニュアンスですね。

 

 確かにおみくじに根拠はない。しかし、「今の」自分が、そのおみくじを引いたという事実には意味があると思う。自分の手元にやってきたものには少なからず縁がある。年をとるにつれ、そういうオカルトちっくな考え方を採用するようになってきた。人生に意味を見出したいのね。そうしないと救われないからね。それでいいんだよ。

 

というわけで、心の鏡をきゅきゅっと磨くことにします。しかし口でいうほど容易くはないんだ、これが。