休学中ですブログ

大学を休んでいる間、サボらないための日記

顔がすべて

 世の中には、見た目か性格か論争がある。私もその論争には長いこと悩まされてきた。しかし、最近決着がついた。世の中は、顔がすべてだ。

 

 私は昔通りすがりに、ブス、と言われるような見た目だった。確かに、髪もかまってなかったし化粧もしていなかった。筋肉がついて華奢とはいえなかったし、服も安いものしか買えなかった。何より表情が暗かったのだと思う。だから、そう言われるのもしょうがなかった。赤の他人に暴言を吐ける人種を殺してやりたい気持ちはあるが、だってブスだったもの(余談だが、だってブスじゃん、であらゆる論争が打ち切られる感はすごいですね。人を殺せる言葉だと思う)。

 

 私が十代の頃に見た目を構わなかったのは、学校で生きていくのに精一杯で、そこまで気を回す余裕がなかったからだ。なので、大学生になり、休学し、心の余裕が出来てから、自分の外見にまで気を遣えるようになった。具体的には、眉毛をいじったり、髪をアレンジしたり、化粧を教えてもらったり、エステに行ったりした。素材は良かったらしく、可愛いと言われることが増えて、とても嬉しかった。

 

 見た目が良くなると何が起こるか。まず、バイト(接客)の時にお客さんから話しかけられることが増えた。ナンパも増えた。その一方で、男性に謎の絡みをされることが増え、露骨な痴漢に遭うことも増えた。人ってこんなに単純なんだと感じた。見た目が少し綺麗になるだけで、好意を浴びることも、悪意を浴びることも、あるのだ。勝手に性格が良さそうと判断されたり、逆に舐められたり、するのだ。昔はこんなに人の感情をぶつけられることがなかったのでびっくりしたけれど、一連のもろもろで、私は、見た目がすべてなのだと確信した。

 

 今までになかった体験ができるから、変わるのってとても面白い。しかし、見た目に関しては、美人すぎない方が楽なんだろうなと感じた。天然美人さんは本当に大変だと思う。