休学中ですブログ

大学を休んでいる間、サボらないための日記

境界線を引く

 長いこと正論と綺麗事を振りかざす人が苦手だった。さらに、最近正論で追い詰められて泣いたので、より苦手になった。正しいことはいいことだと思うが、使いどころを間違えると再起不能なほど打ちのめされる場合があるので、人間って合理的じゃないなあ、と感じる。

 

 正論とモラハラの境界線は微妙だ。相手との関係性にもよるだろうが、注意してくれた人から親切心を感じるからといって、受け取る側の気持ちがズタズタになっていたら、それってモラハラじゃないの、という気がする。ただ、何事にもモラハラー!と言っていると、自分の行動を正す機会が失われて、モンスターが誕生するので、それはそれで難しい。

 

 これまで関わってきた中で正論を口にしたがる人は、自分が厳しくされてきた/自分にストイックだったために、同レベルで他人にも厳しくするタイプが多いように思う。自分自身その気があるので、本当に気をつけたい。こいつダメだ…(20年も生きていれば3000回くらいそう感じることはある)と思った時に、まず三回唱えよう。「この人は私ではない。この人は私の価値観を求めていない」

 

 親しい人ほど自分の視点に重ねて考えがちだが、そんな時こそ、自分と他人は別人だということを肝に銘じたいなあ、と感じた梅雨明けである。